コスパ的名車GN125 インプレ&レビュー

レビュー

今日は記事で何回か登場しているスズキのGN125Hについて乗った感想や気がついたら事を紹介していきたいと思います。

はじめに

この記事はGNに対して個人的に思ったことを書き留めています。

GNの購入を考えてる人に向けて少しインプレッションしてみました!

GN125Hって?

GN125Hとは中国のオートバイメーカー大長江集団】が製造、販売しているオートバイです。

元々は1980年代に日本でスズキGN125Eという名で販売されていましたが新しくなっていく排ガス規制や騒音規制に対応できまくなり1999年には日本国内での販売は終了し、そこからスズキの技術提供を受けた上記の中国オートバイメーカーが生産を始め、今のGN125Hという名で販売されている車両です。

現在ではその並行輸入車が新車で購入できる形になっています。

特徴的なところは?

キャストホイール

まず自分がこの車体を購入するに当たって気に入ってる所はキャストホイールが純正で付いている所です。最近の車種ではあまり珍しいものでは無いのですけど、このバイクの様にオールドルックなネイキッドバイクになるとスポークホイールが一般的なんです、スポークホイール自体は個人的に好きなのですが買うに当たって何か他と違うものが欲しいという考えがありましたのでこのバイクのキャストホイールは印象が大きかったです。

サイドスタンドセンサー無し

今は標準装備のABSとかは勿論付いていませんが、自分の経験からしてなくて良かったと思ったのがサイドスタンドセンサーです。

学生時代に友人とバイクでツーリングに行った際にセンサーの調子が悪かったのか、休憩後にみんなで出発しようとした1速にギアを入れたらエンストする現象を味わったからです。

当時は特に知識も乏しく、一般的なキルスイッチの確認やクラッチがちゃんと切れているとか、勿論サイドスタンドの格納など確認してもすぐには解りませんでした、今まで通りの始動方法をしての故障だったので多少のパニックに陥ってしまいその一時は凄く焦りました。

一緒にツーリングしてる友人たちと少し落ち着いて一個づつ原因を探っていき、サイドスタンドを何度か動かすと症状が出たり出なかったりしたのでそこでやっと原因が解り一安心しました。

今となってはセンサーがどこにあるとかどう対処すれば良いか解るのでたいしたことではないですが、自分的に印象が強いので特徴的な欄に入れさせてもらいました。

・正キャリア

この付属のキャリアが中々使えます!

後ろに荷物を載せながら固定できるのですがそれだけじゃなく、車体側面の方にもグラブバー替わりなのかだいぶ長くキャリアが伸びているのでアメリカンバイクの様にサイドバックを固定して走行も出来るのでバックやステーなどのアイテムを使えば意外と積載量には困らないうえに車体自体は比較的軽く小回りも効くので気楽に乗れます。

気軽な日帰りキャンプや川釣りに行くなんかもいいですねー。

最近はやたらに火を付けたり釣りをしちゃいけなかったりと管理されている場所が多いので出来る場所を探すのに苦労しますよね(泣)

インジケータランプ

これは小排気量のバイクでは特徴的なのかなと、このランプは走行中に今ギアが何速に入っているか解るランプになります。

で!実際のところ便利と言えば便利なんですけど、ランプ自体の照明の光量が少ないせいか日中は全然見えません‼

よーく見ると薄っすら数字が見える程度なので運転中にそんなよそ見をしてる方が危ないですよね(笑)

夜間やトンネル内など暗い場所でははっきり見えるのでそのシーンでは普通に使えますし、壊れたとしても走れなくなるとか走行には特に関係ないので個人的には付いていて損はないと思います。

GNおすすめカスタムパーツ一覧

ヘッドライトバルブおすすめ

イーオートファン(e-auto fun)

何と言っても安い!(アマゾン)のでとりあえず変えてみるならコレです

保証も一年あるのでハズレを引いても保証交換で安心です!!

・Sookular BA20D H4BS

青色が好きな方はこれがお勧めです!

HI.LOはしっかり道交法に通ります、本体が青いのでレンズ内が青くなり、青白く光ります!!

USBポートおすすめ

・デイトナ バイク用 USB電源 スレンダーUSB

とりあえずUSB電源が欲しいけど取り付けが面倒くさいと思っている方に超お勧めです!

加工しないで簡単取り付け出来ます、取説も付いているので安心です!!

ブレーキスイッチ部から電源を取るのですがGNに付ける場合黄色の配線が+になります。

ボディーアースはウィンカーを固定しているボルトで取ると比較的楽です!!

ハンドルグリップおすすめ

・オマヒット

GN純正より少しだけ分厚くて握りやすさが良くなります!

安いし取り付けもボンド無しでも十分張り付きます、耐久性もばっちりです、1年雨ざらし保管でも亀裂など出ませんでした

・デイトナ PROGRIP

こちらは触り心地が抜群です!

むにゅむにゅしてグローブへのグリップ感が凄いです、耐震性能はグリップ自体が厚くないので微振動を緩和してくれる感じでした!

見た目と握り心地が良かったのですが、劣化が早いのが残念でした、室内ガレージ保管ならもう少し長持ちしたかもしれませんが

野ざらし駐車の私には一年たたずしてボロボロになってしまいました(泣)

マフラーおすすめ

・弾丸 ダンガン

純正じゃ物足りない!!もっと勇ましく走りたい!!という方にお勧めなのがこの弾丸です!

ショート菅らしい吸い込みや音が出ます!

バッフルも取り外し可能なので、好きなバッフルにカスタムも出来るので音色に拘れます!!

価格も最近の原付のスリップオンマフラーより安いので手が出しやすいのもお勧めの要因です。

・ビームス (BEAMS) SS300 チタン 

うるさ過ぎず、他とは違う音が出したい方にお勧めです!

こちらもバッフルを変えるとだいぶ音色が変わるのでチタンマフラー好きにはたまらない一品です!!

※マフラー交換時はガスケットも交換してください

実際に乗ってみて?(良い点)

  • 盗まれない
  • 神経質にならずに乗れる
  • 故障しにくい
  • お財布にやさしい
  • 基本性能はしっかりある

以上の5項目がパッとでた良い点です。

1つ目、盗まれない

を挙げたんですけど、これはだいぶ気持ち的に楽ができます、出先で食事など休憩を取る際にだいたいバイクの置く場所ってお店の端の方だったりお店から車体を確認できない位置に停めることが多いのでCBXやZ2など人気が高い車体を長時間置いておくにはちょっと気が引けると思うんですが、このGNはそんなこと特に気にせず置いておけます!なので安全そうな場所に置く事を考えもしなくていいので楽です。

さすがに人が絶対触らないという事でもないので治安が悪い場所に置いていたら悪戯とかはされると思いますが(汗)

2つ目、神経質にならずに乗れる

どういう事かというと自分のバイク歴だと2サイクルが多かったのでゆっくり低い回転でずっと走っているとスパークプラグがかぶってしまいエンジンが不調になる事があったりしたのでまずその心配はないです。

それは4サイクルはみんなそうと思いますよね⁉

でも4サイクルにも高回転型エンジンや低回転型エンジンがありまして、このGNは小排気量でパワーが非力なのでどちらかとは言いずらいですが、低回転でアクセルをラフに扱ってもちゃんと走りますし長時間高回転でずっと走り続けていると壊れると思いますがこのGNだと高回転域で走行しているとエンジンの振動が車体全体を通してハンドルにだいぶ振動が来るので、まず乗り手が先に音をあげます(笑)

なので必然的に乗り手自身が中回転域を使って走ることが多いので細かいことを気にせず走っていられます。

3つ目、故障しにくい

さっき高回転で振動がすごいとお話したとこでまずそれも故障しにくいの要因の一つです。

振動が車体に良いわけでは無くて振動があるから高回転を多用しないことがメリットとなっています、同じ距離を4000回転でずっと走っているエンジンと8000回転で走っているエンジンでは勿論後者の方が消耗が激しくなります、それだけ負荷がかかり消耗したパーツ同士が動いているわけですから当然壊れやすくなります

何が言いたいかというとこのGNは高回転で走ると辛い、余計に疲れる、という事で低中回転をメインで走ると思うので消耗が少ない=壊れにくいと言うことです。

あとは単純にセンサー類の電装パーツがあまり使われていないので分母的に故障する箇所が少ないので故障頻度は他より少ないと思います。

4つ目、お財布にやさしい

これがこのバイク一番のメリットではないかと思います。

なんと言っても国産メーカーの同排気量の車体と比べると一目瞭然ですよね、自分が買った当時は約16万ぐらいだったのですが他メーカーですと30万程する車体がほとんどでした。

ざっと二台分ぐらいの低コストな車体の割に外見は国産スズキのエンブレムロゴもあり大差ありません、勿論国内販売しているバイク達には値段なりの装備が色々とあるんですけどね。

125ccなので車検も無く、お車を所持している人ならバイク保険も安くあがるのでその点もお財布にやさしいですね。

あと小排気量車なのでオイル交換の際、交換オイル量も少ないので地味にお財布に貢献します。

5つ目、基本性能はしっかりある

なにかと言いますと、バイクを運転する際の走る、曲がる、止まるがしっかりしているという事です。

走るというのは加速時にスムーズに加速してくれる事や、信号待ちでしっかりアイドリング維持してくれる事です。

曲がるは文字通り、ハンドルを切った際にハンドルにブレや引っかかりなどなく曲がり、しっかり直線道をまっすぐ走ってくれます。

止まるに関してが巷でよく悪い噂を耳にするのですが、個人的には、止まらない‼とは思ったことはなく付いているブレーキ規格の制動力だなと思います。

たしかに現代のバイクと比べると制動力は弱く非力に感じるかもしれません。

でも見比べてみると納得すると思います、まずキャリパーがシングルポッドがツーポッドでしたり、ディスクローター自体の大きさや、スリッドやドリルドなどの加工技術など、実際に他の車体と見比べたらだいぶ違うなーと実感すると思います。

なので個々のパーツを変えてマシン自体の性能を上げて走るのも良いことですが、そのマシン自体にライダーが合わせてライディング技術を上げてく事にも適しているこのGNです。

実際に乗ってみて(悪い点)

  • 見栄を張れるほどのブランド力が無い
  • パーツを探すの少し手間がかかる
  • 純正マフラー音が大きい

以上の3点になります。

細かいとこを出せば色々あるのですが車体自体の価格とクオリティーを考えれば大半が妥協できる範囲でした。

1つ目、見栄を張れるほどのブランド力が無い

これは買う前から解っていると思いますがやはり有名な車体達と走ると肩身が狭いです(笑)

バイクをあまり知らない人からすれば、『バイク乗ってるの?すごいね!』みたいに言われることもあると思いますがライダーさん達からしたら『GNかぁ...』って思われるのが関の山です。

勿論バイク自体を尊重してくれる方達もいますが、元々が高価なものでもないので威張ったりはできません。

2つ目、パーツを探すのに少し手間がかかる

エンジンオイルやタイヤ、スパークプラグなど比較的交換頻度が多い部品は簡単に見つかるのですが、カウルなどのボディパーツなどちょっとしたパーツを探すのが手間ですね。

基本的には国産GN125Eの部品が併用できます!

お店に行ってもその車種のパーツは取り扱ってないと断られたり、ネットでパーツを見つけても海外から取り寄せでだいぶ時間が掛かってしまう事がネックです。

3つ目、純正マフラー音が大きい

この意見に関しては賛否両論あると思います、純正でちょっとしたスリップオンマフラーぐらいの音なのでその音量をメリットに感じる方も居るでしょう。

私の場合はこのGNに関しては排気騒音を求めていないので、デメリットになりました。

やはりご近所さんへの気遣いですかね、早朝の暖気時だったり夜中に帰る時だったり騒音問題が気になってしまいました。

まとめ

今回の記事はマシンスペックなどの記載ではなくGNオーナーとして感じたことを色々と書かせてもらいました。

基本性能は…の所で少し話題に出た話ですが

このGNはまずバイクはどんな感じなのか知りたい、免許取ったけどまだ自信がないからライディング技術を上げたい、と思っている方にお勧めです。

いきなり高性能なバイクを乗るのも良いと思います(自分が気に入って選んだバイク)

ですがそれを乗りながら練習していきたいと思っている方は高性能バイクはお勧めしません、なぜなら車体の性能が良いということは同時にスピードも良く出ます。

なのでバイク乗り初めでアクセルワークなど細かい動きに慣れていない状態だとリスクが高くなってしまいます。

なので技術の向上を視野に入れている方は比較的ローパワーな車体がお勧めです。

小排気量は非力なりに早くスムーズに走らせようと曲がり方、アクセルを開けるタイミング、ブレーキのかけ具合など考え工夫しながら走ることが多いのでより成長できるでしょう!

逆に安く手に入るから車体を手に入れて、バイクの整備やカスタムを学ぶためにまず初めにこの車体を買うのはお勧めしません。

なぜなら、初めてカスタムをするという事はそのカスタムする部品の交換できる知識もないと思います、ですのでGNは純正パーツを手に入れるのが手間ですし、専用のアフターパーツも少ないので0から始めるには少し難しいとこでしょう。

カスタムは基本的にその部品に幾つか加工をしなければなりません、例えばホイールならその車体に合うようにハブベアリングを打ち換えたり、ボディ系なら溶接や穴あけなどの加工が必須になりますのでまずはスーパーカブやFTR、SR400など比較的にアフターパーツが揃っている車種でフロントフォークの交換をしたりスイングアームを変えてみたりなどの多少の部品交換知識を得てからこのGNを買って自分好みに改造しまくる方が良いでしょう、なのでカスタムを目的として初めて買うにはお勧めしません。

以上になります。

長々と記事を読んでくださってありがとうございました。

少しでも購入など考えてる方の参考になれば幸いです。

ではよいバイクライフを!!

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