どうもこんにちは、こんばんわ【とらいふ】です!
GW皆様仕事、学校から解放されてリフレッシュでされましたか!?
今回はフロントのブレーキがキーっと音がするのとブレーキ残量がどれくらいあるのか気になったので分解していきます!
はじめに
今回の作業はフロントのブレーキパッドの取り外しになります。
そこまで時間が掛かる作業ではないですがブレーキ部品ですので組付け時など気をつかっていきましょう!
※ブレーキパッドを付けていない状態、ブレーキキャリパー自体が外れている状態でブレーキレバーを決して握らないで下さい。
キャリパーのピストンが飛び出し、戻すのにだいぶ手間が掛かります。
今記事について
今回パット自体が減っていなかった為キャリパーのピストンを縮める作業に関しての記載が無いので口頭で少し説明させていただきます。
キャリパーからパッドを外しピストンを専用の工具か、大きめのプライヤーで挟んで縮めます、
するとピストンが縮まった分ブレーキフルードがリザーバータンク内に増えていきこぼれてしまったりするので最初にフルードをスポイトなどで減らしておくと良いです。
縮める際プライヤーを使う人はキャリパーが傷つかないよう布などで覆っておきましょう!
ピストンが縮まれば後の作業は同じです、最後のブレーキレバーを何度か握り確認するぐらいですかね。
必要工具
- 六角レンチセット(8mm)
- +ドライバー
- 14mmソケット&ラチェット
- 細長い棒(六角レンチでも大丈夫です)
作業
キャリパー外し
まずは、六角レンチを使い赤くマークされているスライドピン2箇所を緩めます。
2つを緩めたら画像のようにキャリパーが割れていきます。
スライドピンは均等に緩めていきましょう!
パカっと割れた感じがこちらです。
画像左側の片割れをホイールをよけながら取り外します。
スポークホイールだとタイヤを少し回しながらやると隙間が出てきます!
この時ピンにかぶさっているダストブーツがあるので確認しておきましょう画像の黄〇の場所にあります、画像では見えないですが右の片割れ側にも付いているので合計4個あります。
このブーツが外す際にねじれて破損してしまうので気を付けましょう。
次に、スライドピンを抜いていきます。ダストブーツが噛みこんで抜けにくい場合はシリコンスプレーをピンに塗布して潤滑させると良いでしょう。
画像の矢印方向にピンを押してあげます、今回ブレーキの配管を外さないでの作業になるのでキャリパーに付いている鉄製の配管にあまり負荷がかからない様にキャリパーを支えながらピンを押してあげて下さい。
ピンが抜けてきました!
ピン自体にOリングがあるのですが何個か付いていませんでした(泣)
ブレーキ鳴きの原因は主にブレーキパッドとディスクローターの関係ですが、このOリングや先ほどのダストブーツが機能せず動きの妨げになり微妙な引きずりなどでキーキー鳴く事もあるのでちゃんと見ておきましょう!
そしてピンが抜けたらフロントフォークに固定されている2本の14mmのボルトを外しましょう!
キャリパーマウント外し
まず片方のボルトを外したら画像にマークされている箇所を支えながら残りのボルトを外します。
支えず2本外してしまうとパッドが落下します。
上手くパッドとキャリパーを動かしながら知恵の輪みたいにあまり力を使わず外していきます。
ブレーキパッド確認
外れた部品が下の画像になります。
ブレーキパッドの残量を確認します。
赤いラインが使用限度値なんですかね?にしてもシングルポッドブレーキなのでピストン側のパッドが減っている感じです。
さて、ブレーキパッドを外していきましょう!
ブレーキパッド外し
まず片方はプラスネジを外してあげてそのネジ穴に細い棒を差し込みパッドを後ろ側から押してあげます、丁度良い物が無く画像の通り六角レンチの小さいサイズで押してあげました!
続いてもう片方こちらは裏側から手で押してあげるとぽろっと外れます!
以上で取り外し終わりになります。
そしたら新品と比べてみます!
右が既存のパッドで左が新品です、減っていると思ったら新品と変わらぬ残量でした(笑)
やはり黄〇の場所の印まで使えるって事なんですかね⁉
勿体ないので既存のパッドを又使う事にしました。
ブレーキパッド加工
ただ戻すのは面白くないので棒ヤスリで溝を彫ってみました
溝を彫る理由は...主にブレーキの鳴き止め効果の向上です
後は溝がある分雨の日などでパッドが濡れた際、水分が溝により除去されるので雨の日の制動力が少しは向上すると思われます。
制動力をメインで上げたいならディスクローターのサイズアップやディスクローター自体にスリッド(溝)を入れるのが一般的ですね。
さてそれでは復旧作業に入ります!
...とその前にゴム部品の状況なんですが、近くのバイク屋さんに聞いてみて部品を探してもらったのですが見事に物が違いました(泣)
説明では350ssのキャリパーオーバーホールキットの部品らしいですが違いました…
自分の車体に付いているブレーキが悪いのか、部品の発注ミスなのか解らず、勉強代だと思い自身の在庫になりました。
とりあえず黄〇のOリングは似たようなのをホームセンターで買い取り付けました。
早速復帰に入ります‼
復帰作業
装着したイメージが下の画像になります。
画像の様にピンが刺さっている状態なら良いのですが、まずピンは刺さっていない状態で組付けていくのでゴムが脱落したりと苦労します。
車体側に付けるとこんな感じになります。
黄〇のゴムが何度も落ち大変でした特に、見えないですがキャリパーの内側の2つが
定位置に戻せたら、ネジ穴から向こう側が見えているか確認しましょう!
この段階で向こう側がはっきり見えていないと、先ほど苦労したゴムが脱落して変な位置にいる可能性があります
その状態でピンを入れていくとゴムが邪魔になり部品が上手く取り付かなかったり、壊れたりしてしまいます。
確認が済んだら画像の2箇所を固定します。
続いて、2つのピンを仮の位置まで差し込みます
これでゴムが落ちる心配がなくなりました!
ピンを入れる前にピンのOリングにラバーグリスなど潤滑材を塗っておいて下さい。入れる時に余計な摩擦が起きないので楽です。
そうして、残りのキャリパー半分を取り付けていきます。
黄色矢印の方に手で押さえながら、隙間が均等に収まるようにピンを交互に締めていきます
この時ピンが奥のキャリパー側のネジ山まで届いていない場合があるのでその時はピンを強く押しこんでみて下さい
手で動かない場合は木槌やゴムハンマー等で、ブレーキパイプに負荷が掛からないようにしっかり押さえてからピンを叩いてみて下さい。
以上で完成になります!
最後に締め付け確認をしたりブレーキを握って違和感が無いか確認しましょう!
交換部品 品番等
ブレーキパッド キタコSbs 503HF 777-0503000
Oリング(スライドピン) サイズ7mm 厚さ1.5mm ニトリル材質
まとめ
ブレーキパッドを取り外してみたのですが、実際は交換の必要が無かったので良いんだか、悪いんだかでした。
初めは難しいと思われると思いますが、慣れてくるとそこまで時間も掛からない作業ですので日頃の点検に、この記事を参考にしていただければと思います。
余談ですがこのフロントキャリパーのマッハシリーズはZ1などのキャリパーと同じですので助かります、KHや250ss等だとまたパッドの形状が違うみたいです、実際のところ古い車体は違う車体と抱き合わせで完成してるニコイチ車両が大半ですので自分の車体をじっくり観察することですね。
それではよいバイクライフを!
コメント